~第2章~

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 亮はピンクゴールドのピアスを袋から出し、私の耳朶に付けた。 「はい。ついたよ。」 「ありがとう。亮もつけてあげるわ~。」  私はもう1つのゴールドのピアスを手に取り、亮の耳朶に嵌めた。 「はい。ついたよ。」 「ありがとう。」 「フフッ…なんかお揃いみたい。」 「ホンマやなぁ~。」 「大事にするわ。」 「おぅ。」  そして再び私の背中を亮が包んだ。 “凄く心地よい…”  また明日からは、バイトの日々が始まるんだ。  もうこのまま時間が止まっちゃえばいいのに… なんて。私、ちょっと疲れてるのかな… .
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