~第2章~

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どれくらい景色を 眺めていたんだろうかー 「明日、バイトやろ?」 「うん。」 「そろそろ送るわ~。」 とポケットから車の鍵を取り出した。 “まだ帰りたくないなぁ…” と少し躊躇する私に 「いつでも連れてきたるから。」 と優しく微笑んで 頭を撫でてくれた。 ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー  家の前に着き、車から降りると… 「あっ…。」 ーーカチャカチャーー とキーリングから1つの鍵を取り外した。 「はい…これ。」 と亮は私の掌にその鍵を握らせた。 「ん?何?」 「俺ん家の合鍵。」 「えっ?なんで?」 「いつでもおいで。好きな時に部屋使っていいよ。じゃ~ね!!」 と、ヒラヒラ~と手を振り、私に有無を言わさず車を走らせて行ってしまった。 .
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