向こう側に

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 そう。  薄いガラスの向こう側、貴方は確かに存在して、  貴方の耳とアタシの耳が同じ時を刻み触れ合っているの。  貴方の空気を感じ取りその音に安らぐ。  やっと、心に平穏と言う名の暖かさが染み渡る。  「穏やかが一番」  って言う貴方の心とアタシの心がリンクして、  二人は触れ合うの。  誰にも邪魔されない月が傾きかけた夜に…
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