《通りゃんせ》

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二番には、こんな歌詞もあります。 帰りゃんせ帰りゃんせ お宮のご用がすんだなら この道通って帰りゃんせ お宮のご用はすんだけど かわたれ時にはお化けが出ますお宮のお土産なに買うた おすしにお団子かしわもち おすしをくれねば通らせぬ おっとさんのお土産あげられぬ お団子くれねば通らせぬ おっかさんのお土産あげられぬ 取った子返せば通らせる 返しましょう返しましょう と言う歌詞です。 この唄は、童話ですが、別名が「死の歌」です。 この唄、実はと言うと三番まであったらしいです。 三番まで聞くと神隠しに遭うとされてました。 一説には、埼玉県のある神社がモデルらしいです。 説1・昔、農村で口減らしの為神社に子供を連れていき殺したという説。 説2・ある神社には、山賊が集っていた神社があった。参拝に行くもの達を「御用の無い者通しゃせぬ。」と言い、殺した。ある日母親が七つになった子供のお札を返しに行こうとしたが、やはりそこには、山賊が居て「御用の無い者通しゃせぬ。」と言ったが母親は「七つになった子供のお札を返しに行く。」と言い山賊達は通した。だが、帰りは御用が済んだため、用が無くなった。すると山賊は「御用が無い者通しゃせぬ。」と言い母親を殺した。これが、《行きはよいよい帰りはこわい》となった。
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