第一幕【宵闇に踊る赤針ネズミ(あか)とGっぽいの(くろ)の影】

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『なんなんですかコイツ等、つかなんでいるんですかコイツ等』 開口一番で意味不明な台詞を口走るこの女は、狭間 神那という。 ピチピチの高校三年生だ。 しかし、そんなに悠長に話してる暇は残念ながらない… なぜなら! 『やだわーなんなのまじでーG?だらけやんー…なんで私の部屋にGいんのー…』 朝起きたら神那の部屋中に黒いGのようなものが大量に蠢いていたからだ。 何故…? と神那は考えた。 『昨日は部屋をきちんと掃除したし…』 お菓子のカスなどは絶対に無かったはず、と思う神那。 『寝るときはちゃんと窓に鍵掛け……てなかったテヘペロ! 暑かったから窓開けてたんだったw』 自業自得である。 ぷぎゃーwwwwwwww と、冗談はさておき。 『ど う し よ う』
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