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教室に向かっていたら、前の方に3人の女の子が歩いていた。
紫色の髪の長い子。
茶色のセミロングの子。
同じく茶色の眼帯をしている子。
3人の内、人間と呼べるのは1人だけ…か。
後の2人は私同様、見た目は人間。
だけど、人間というには少し違うのが分かる。
悪魔の能力…いや、勘とでも言うべきか。
「やだー。刹那と聖良と分かれたくないー。」
「また会えるから。」
「大丈夫だよ。」
あの眼帯の子は、感情表現が豊か。
早速、『友達』…いや、『仲間』ができたのか。
私とは正反対なタイプ。
あぁいう子は大切な人を傷つけられた時、怒るタイプなんだろうな。
だとしたら、私は怒られる側になるのか…。
廊下の窓から外を見た。
風が気持ちいい。
だけど、もう少し冷たい風が私にはちょうどいい。
後で屋上にでも行ってみようかな。
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