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赤、赤、赤―…
気が付くと、
目の前に広がっていたのは、真っ白な部屋が所々、赤く染まった光景。
そして、焼けた匂いや点滅する電気。
赤く染まった私の右手からは、ポタポタと赤い滴が落ち、床に血溜りを作っている。
目の前の肉塊は私が殺した人間だった物。
ここは実験室。
集められた子は人間か、
それとも別の生物か調べられ、人間だったら切り捨てられていた。
人間じゃない者達は、
その力を手にしたい貪欲な人間達によって様々な実験をされてきた。
私もその１人。
１番始めに連れてこられた…『実験体00』
今はただの肉塊となっている人間達が言っていた。
私は『悪魔』なのだと。
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