-学年トーナメント・上-

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やっちまったな…まぁ仕方ないか。 とりあえずレック達を助けに行きますかね。 俺が歩いて近づいて行くと、今まで膝をついていたレックが立ち上がり短剣を魔力によって伸ばしアーリィに向かって弱々しく駆け出す。 レック「はぁ!!」 レックがアーリィに斬り掛かる。 しかしレックは短剣を振るのがやっとのようで、アーリィは軽く避けている。 レック「訓練だとしても…負けられない……!!」 気合い入ってんな。 レックの後ろに居たセリアも、再び弓を構える。 セリア「仕方ないですね。最後まで付き合ってあげますよ」 最終回みたいな会話だな。……ということはアーリィがラスボスか。 しかしあんなボロボロのくせによく立ち上がるもんだな。 レイル「大丈夫かお前ら」 俺が声を掛けると、全員がこちらに向く。 レック「レイル、メイは倒したのか?」 レイル「あぁ…」 俺が答えると、レックはアーリィの方を向く。 レック「アーリィは俺たちとはレベルが違う。お前が加わっても勝てるかどうか……」
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