-学年トーナメント・上-

18/42
前へ
/313ページ
次へ
だがしかし、あえて同じ魔法で相殺する。 レイル「【《シャイニング・レイ》】」 俺が放ったシャイニング・レイは狙った通りにメイの魔法に向かっていく。 当たる瞬間に俺の魔法が屈折して空の彼方へととんでいき、メイの魔法はそのまま直進してくる。 レイル「やっぱりな」 俺はメイの魔法を全方位に純粋な魔力だけの障壁を展開して防御する。 純粋な魔力だけだから、結構魔力を使う。 だが予想した通りだ。 やはりメイの魔武器は敵の魔法ですら操ることができるみたいだ。 本当に厄介な能力だ。 ……こうなったら圧倒的な物量で押し切ってやる。 まず手始めに……。 レイル「【切り裂け風の(ウィンド・カッター)】」 風が俺の周りで渦巻き、三日月型の刃を形成する。 レイル「行け」 俺の言葉に反応し、メイに向かっていく風の刃。 間髪入れずに次の魔法の詠唱を始める。
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16501人が本棚に入れています
本棚に追加