-学年トーナメント・上-

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レイル「【炎の槍よ、敵を貫け《フレイム・スピア》】」 ロイスに放った時は一本だけだったが、今度は十本を用意しました。 俺が指を鳴らすと、炎の槍がやはりメイに向かっていく。 これでメイを倒せなかったら接近戦でやるしかないな。 メイが居た場所は魔法が命中し、砂煙が上がっている。 ……またやり過ぎたか? メイ「ケホッ!ケホッ!」 おっ、生きてたみたいだな。 メイ「こ、降参だよ…」 む? やっぱりやり過ぎたな、メイの額に血がついてる。 あっ!! そういえばレック達の方はどうなったんだ? そっちの方に目を向けて見ると、レックが膝をついてセリアは立っているのが精一杯の様子だ。 レイル「なんかヤバいことになってんな…」 メイ「助けに行かないのかい?」 別に行ってもいいけど…。 シオン先生に言われたから来ただけだしな。 ……思い返せば、今日の訓練だけで属性いくつ使った?
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