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日の灯りもなく、静かで…どことなく不気味な雰囲気を醸し出す学園。
肝試しみたいで楽しい。
レイル「誰か居ないのか…」
さすがに雰囲気だけでは、飽きてしまうぞ…。
魔道具などがたくさん置いてある部屋の前を通る。
――ガシャン
なにかを落とした音が、その部屋から聞こえた。
……本当に幽霊か?
扉の前に立って開けようとするが、鍵が掛かってて開けられない。
つまりは密室、人は入れない…はず。
……よし、開けよう。
俺は鍵穴に指をあてて、形状変化の能力を使う。
指が鍵穴に入り込み、それに合った形になる。
これには魔法や魔力による認証機能はついていないから、普通に開けられるはずだ。
手を捻ると
――カチャ
指を鍵穴から引き抜くと、ギザギザになった俺の指……まぁ元に戻るけど。
指を元に戻し、扉をゆっくり開けていく。
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