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[お前さー、もう双子ゲームやんねぇの?]
次の日、学校で、
椿が昼休みに話しかけてきた。
[やるわけないでしょ!あんたとハルなんか大嫌いだし。]
[まぁ、俺はともかくハルとは仲直りしろよ?ハルこっちちらちら見てるし…]
給食のお椀を片付けながら、
こっちをチラチラみてる。
多分、バレてないと思っているのだろうが、みんなにバレバレだ。
[ハルなんか大嫌いだっていってんでしょ!あんたらに関係ない!]
少し椿の顔がむすってなった。
[前々から思ってたんだけどさー、お前最近ムカつくんだけど。]
[……………]
[いくらハルとケンカしてるからって他の男子とか女子にあたんなよ。胸くそ悪い]
うるさい、うるさい、うるさい。あんたらに何が分かるんだ!
ずっとハルとあたしは、"一緒"
だったのに!あんたが壊したのに!悪いのは椿なのに!
あたしは、あたしは………。
[うわ、女子ってめんどくさ…
泣いたら完全にこっちが悪者みてーじゃん。本当……うごあっ!]
[泣いてなんかないわよ馬鹿!]
あたしは、同級生の腹を蹴り上げダッシュで教室を出て行った。
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