捕らわれの兎と純粋なる獣

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―――ドン!! 「いたっ!…」 雪「きゃあ!」 そのまま雪乃はぶつかった衝撃で、地面に転んでしまった。 雪「いたたた……!」 よく見ると膝が擦りむいており血が出ていた。 「おい!大丈夫かよ?」 「あぁ、……!」 男二人の声に気付き、声の方に目を向けハッとした。 また悪夢を見ているようだった。 良くない事は一度では終わらず、二度三度あるというが、それは本当なのだろう。 またしてもぶつかった相手は運悪く、狼だったのだ!! .
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