捕らわれの兎と純粋なる獣

12/12

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「……もういい。」 「おい!!よくねぇだろう?!! お前ぶつかられたんだぞ??!」 「あぁ、けど俺は怪我してないし平気だ。 ただ、責任は取ってもらう…!」 その言葉に雪乃は顔を上げ相手の目を見る。 「……いいな?」 鋭い目が雪乃を刺す。 「…は……は…い…」 そう言われ従う他になかった。 まるで死刑宣告をされたような絶望感でいっぱいで頭が真っ白だった。 自分はどうなってしまうのか? 何をされるのか… 一気に地獄に堕ちた気分だった。 .
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加