チーちゃん先生の事情

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  「それと今は春休み中だから全員チアヤ君の部屋に泊まっても構わないけれど、そちらの3人は学園が始まったら学生寮に移るようにね。」 そう。実は学園長の計らいで、コハク、シンラ、ディアンは生徒として学園に通う事になった。 でも…部屋が離れ離れになるのは、少しだけ寂しいかも。 今までずっと一緒に寝てたしねー。 まあ、コハクなら点呼で返事した後、私の部屋に転移して来そうだけど。 「…そうね、そうするわ。」 ………えっと……果たして今のは、学園長に返事したのか、私の心の声に返事をしたのか……。 あ、それはそうと、肝心な事を聞いとかないと! 「そういえば、何年間勤めればいいの? 私、3年以上は無理だよ?」 一応、浄化の神子だから神いわく、10年以上同じ場所に留まらないようにって事だけど、私には多分3年が限界だお! ……いや、3年も保つかなぁ……? 私、落ち着き無いからさ、すぐどっか他へ行きたくなるんだもん。 「た…たった3年…!?」 「いや、むしろ3年"も"なんだけど。 頻繁に生徒引き連れて遠足行って良いなら、ギリ3年保つかな?って感じ? あと、休日は確実に私、いないからって事を了承してもらわないと。」 「というか、根無し草が同じ場所に長く留まれる訳ないじゃない。」 「勤めてやるだけでも有り難いと思うんだな。」 「そうだな。でなければ即刻我々は立ち去るよ。ですよね?チアヤ様。」 え、そこで私に振らないで!? 有り難いと思え!程は思ってないからね!?  
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