第一章[新たな風]

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「まず左腕な、はい力抜いてー。」 またまた嫌な(以下略 容赦なくやった姉さんにギャラリーから歓声があがる。 ___こうして不良達は縦に積み上げられていき。 「ふふっ、美しく積あがったな。」 「姉(ねぇ)さん、これもはやホラーだから。」 人間の塔になっている。 「おっと、テトリスは並んだら消さないとな。」 姉さんが回し蹴りで、積み上がった不良達を吹っ飛ばす。 「駆けつけてくるのが遅いぞ、ヤ~マ~トー。私の弟分なんだから、キリキリな。」 「弟分・・・その契約、いつまで続くんだ。」 「ふふ。といてやらん。お前はずっと舎弟だー。」 ずい、と俺との距離を縮めると、グリグリと頭を撫でてくる。 いつもながら、開いている胸元が刺激的過ぎる。 ちなみに姉さんこと川神 百代(カワカミ モモヨ)はこの川神市にある川神院の娘で、上から下まで完璧な超絶美少女だ。 胸は大きく、腰は細く、出るところは出て、引っ込むとこは引っ込んでいる。 また、川神院は武でも有名な寺で、そこの娘である姉さんも、超絶強い。 相変わらずな姉さんを入れて5人になった俺達は、時間も時間なので先に向かった。
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