第一章[新たな風]

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「こうして鍛えてけば、強くなるだけでなく。体もお姉様みたにバイーンとなるわけよ!」 「スタイルでも並ぼうと?」 俺はワン子に質問する。 「うん!何をおいても、お姉様はアタシの目標。」 「頑張れ妹ー。私のバストは90あるぞー。」 「「「 !? 」」」 俺達の心音が跳ねる。 「とりあえずお昼に牛乳飲むんだ!」 そんな様子に気づかないワン子は、健気に言う。 「それでも無理は無理だろ。」 「なに喧嘩売ってるの大和?勝負する?」 俺の言葉にワン子が反応する。 「だってお前・・・。」 そう言って姉さんに再び目をやる。 「ん?」 無駄な肉を鍛錬で落とした引き締まった体だから、大きな胸がより自己主張している。 くびれたウェストから、しなやかな脚も伸びてるし___なんというかカッコイイ魅力がつまっている。 さすが学園最高の美人。 同時に学園最強でなければ、言い寄る男は星の数だったろう。 「なんだ大和。ジロジロ見て。んー?」 と、姉さんを見ていたらガシッ、と腕で首をロックされた。 「ぬああ、ややっぱりワン子には無理だって思って。」 「何ィ馬鹿にしないでよねっ!」 俺の言葉にワン子がムキになる。 「いつか巨乳になって。”おいおいお前の体は果物屋か?メロンが2つもあるぜ“とか言われてやるわっ!」 「あははははは!!!」 「ナイスギャグ。合格!」 「おお、京に受けたぞ。はははは。」 「バカども笑うなーっ!真剣(マジ)なのよーっ!」 ワン子の叫びが変態橋に響いた。
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