第二章[貴女がお姉様?]

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「(今日は色々あったが、大和達のおかげで助かった。特に大和には感謝だな。)」 そんな事を考えながら帰宅していると・・・。 「君、可愛いねぇ~?」 チャラいのに声をかけられた・・・。 「(こういうのは無視に限る。)」 歩くスピードを速める。 「アレ?聞こえなかったかな?ねぇねぇ?」 「(無視だ、無視無視・・・。)」 と、無視していたら___。 「全く無視とかマジ耐えられねぇよな?ま、その分身体で払ってもらえば良いんだけどね。」 と、俺を拘束しながら言ってきた。 今はいつの間にか壁に追い詰められ、背にしている状態だ。 「別に払うのはかまわんが、お前ってそういう趣味なの?」 「は?そういう趣味?何いってんの?」 男は俺の質問の意味を掴みかねているようだ。 「俺は男だ、女じゃない。だから、お前はそういう趣味なのかと聞いている。ま、俺はいたってノーマルだから、どっちにしても無理だが。」 「あぁ、大丈夫!オレもノーマルだから問題ないね。」 「(あぁダメだコイツ、早くなんとかしねぇと・・・。)」 そんな事を考えている間に男は強引に俺を引っ張っていこうとする。 強引に引き剥がすしかないかと思案していると、後ろから声がかかる。 「そんな可愛い娘連れてこうなんて楽しそうだな。私も混ぜてくれ?」 そう口にしたのは黒の長髪、超絶美少女だった。
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