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「あぁ?誰だよてめぇ?!」
男は威嚇するように語気を強めて振り返るが___。
「げッ、川神・・・百・・・代?」
「ん?私のこと知ってるのか?有名になったなぁ~私も。」
男の顔は青くなっていき、最後には汗をだらだらかきながら去っていった。
そしてこの場に残ったのは___。
「さぁ、もう大丈夫だ。これからは1人でこんな人気のない場所に来ちゃダメだぞ?」
この川神百代らしい美少女と、俺だけだった。
「えーと、ありがとうございました。」
まぁ、とりあえず礼は言っておかないとな。
助かったのは確かだし。
「お前みたいな可愛い娘ちゃんが困ってれば助けるのは当たり前だ。さて、このまま1人にしてしまうのも心配だから、私が目的地まで送り届けてやろう。」
そういうが早いか、俺はお姫様抱っこされてしまう。
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