第二章[貴女がお姉様?]

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「あぁ?誰だよてめぇ?!」 男は威嚇するように語気を強めて振り返るが___。 「げッ、川神・・・百・・・代?」 「ん?私のこと知ってるのか?有名になったなぁ~私も。」 男の顔は青くなっていき、最後には汗をだらだらかきながら去っていった。 そしてこの場に残ったのは___。 「さぁ、もう大丈夫だ。これからは1人でこんな人気のない場所に来ちゃダメだぞ?」 この川神百代らしい美少女と、俺だけだった。 「えーと、ありがとうございました。」 まぁ、とりあえず礼は言っておかないとな。 助かったのは確かだし。 「お前みたいな可愛い娘ちゃんが困ってれば助けるのは当たり前だ。さて、このまま1人にしてしまうのも心配だから、私が目的地まで送り届けてやろう。」 そういうが早いか、俺はお姫様抱っこされてしまう。
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