第一章[新たな風]

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「それでは、私が合図したら入ってくるように。」 「分かりました、小島先生。」 そう言って先に教室に入って行ったのは小島 梅子(コジマ ウメコ)先生。 かなりの美人で、年齢不詳。 どう見ても20歳後半位に見えるが___まぁ、そこら辺は聞いたらアウトなのは間違いないだろう。 そして、纏う空気はピシッとしたもので、一緒にいるだけで身が引き締まる。 そして俺が入る2年F組担任の先生でもある。 小島先生が入ってからしばらくして、教室内の空気が変わる。 教室内ではなにやら質問がされているようだ。 先生が入る前の様に、少々騒がしい。 「(ま、どうせ下らん質問なんだろうけど___。)」 などと考えていると、中から小島先生の合図がかかる。 「さて、それじゃあ行きますか!」 俺は1人気合いを入れて、教室に入った。
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