第一章[新たな風]

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[side大和] 20××年4月20日(月) 午前7時30分 島津寮102 誰もが逃げられない、恐ろしい奴がやってきた! その名は”月曜日“ 朝、まどろみながらそのことを認識していると___。 布団がゆっくり、何者かの手によってはがされた。 「おはよう大和、そして好き」 いきなりキスされそうになるが、手でガード。 「おはよう京(ミヤコ)。好意は嬉しいがお友達で。」 「・・・フラれた。おしい。」 「おしくない。いきなりキスしようとしないでくれ。」 「乙女心は時として猛禽類にもなる。」 「(無視)さて起きるか。」 「朝ごはんできてる。」 「了解。」 「私自身が朝ごはんという説もある。」 「着替えるので出て行ってください。」 「制服、だしておいたから。」 などという、いつも通り(?)の朝を迎えた。
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