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急に、今までと流れの様子が変わった。
掴み所もなくたゆとうばかりだった空間が、徐々に硬さをもって俺を分離しようとする。
再び俺の“器”が形成されていく。
流れの一部が次第に質量をもってヒトの形をとりはじめる。
大まかなフレームが出来上がると、それを覆うように骨格、肉体、神経、その他もろもろが産み出されていく。
ようやく五感が機能して感じることができるようになる頃には、既に俺は世界の狭間に投げ出されていた。
眼に映るのは、闇。
そこで俺はいつものように意識を失った。
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