ゲーム開始

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・ミサキ・ 機械の轟音が止まった。 静寂。 私は、あまりの恐怖心で倒れそうだった。 何かが始まろうとしている。 今まさに。 そう予感した瞬間。 機械のランプが点灯した。 機械が始動した。 そして、私は気づいた。 両手首から血液が抜かれていることを! 「いやーーーーーーーー!」 管が赤く染まっていく。 私は必死にもがいた。 腕の部分は、頑丈に固定されているから、まったく動かせない。 「あーーーー!誰か!助けてー!」 微量だが、確実に血が抜かれている。 私はふと思った。 ここで死ぬのか‥‥
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