回想

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幸せだった。 それが、今終わろうとしている。 この機械によって。 私の体内の血液は、確実に減少している。 両手首から。 私の幸せを奪う人は誰? こんな事して、何が楽しいの? 涙が溢れる。 「カイト。」 私は、自然と呟いていた。 彼は忘れないだろう。 私の事を。
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