回想

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・カイト・ 「カイト。」 どこからか、その声は聞こえた。 また、長い廊下だった。 その一角に、モニターはあった。 「ミサキ。大丈夫だからな。絶対。俺が助けに行くから。」 モニターに向かって言った。 俺は歩いた。 次の悪夢に向かって。 扉の近くに来たときに、それに気づいた。 また、扉に赤い字が書かれている。 "手に入れて下さい あなたの本心を" 本心? どういう意味だ。 意味深な言葉に、俺は戸惑う。 でも、俺は何が起きても生き残ると決心した。 絶対に死なない! 俺は、次の悪夢への入り口を開いた。
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