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赤いボタン。
俺は、この2人を殺さなきゃいけないのか?
絶叫。
俺の絶叫で、こっちから見て左側の男が目覚めたようだ。
名前は、マサト。
「ここは‥‥」
彼は自分の置かれている状況に気づき始めた。
「おい!なんだよこれは」
彼らは、ミサキの座っているジェットコースターに似ている椅子に座っている。
身体はガッチリと固定されているが、ミサキの椅子と違う点が1つある。
首から上の部分がない。
マサトは、俺の存在に気づいた。
「カイト!どういうことだ!」
「これは、ゲームなんだ‥‥」
「ゲーム?おいおい、冗談はよせよ。」
「冗談なんかじゃない!」
俺は叫んでいた。
気持ちを落ち着かせ、
「俺は1人の死体を見たんだ。」
と、言った。
「‥‥‥‥」
マサトは黙り込んだ。
もう1人の親友も目覚めたようだ。
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