目が覚めると‥‥

7/10
前へ
/126ページ
次へ
突然のサイレン音に、俺はビクっとする。 俺の身体は、硬直状態になってしまった。 しかし、心臓は今にも飛び出しそうなほど、激しく動いている。 静寂。 「こんにちは、カイト。」 加工された声が、この密室に響く。 「誰だ!」 俺は叫んだ。 「これから、あなたにはゲームをしてもらいます。」 「ゲーム?ふざけんな!悪趣味ないたずらはやめろ!そもそも、なんで俺の名を知ってる!」 「これは、嘘ではなく、現実です。」 何がなんだかわからない。 「だから、真剣にゲームに取り組んで下さい。もし失敗すれば、待っているのは"死"です。」
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加