プロローグ

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―椿― ★ まったく、 どいつもこいつも世話が焼ける。 学校で堂々と菓子を食べ、 髪は縛らない、制服は着崩す女子。 授業中寝て、急に授業をサボり、 女子をとっかえひっかえに侍らせる馬鹿。 風紀員の俺の身にもなってくれ。 そしてあの人を見習え。 世話が焼ける。 なのに突き放せないんだ。 あんな面倒な奴らなのに。 しょうがない、付き合ってやるよ、 お前らがちゃんとするまでだけどな。 …いつになるんだか…。 てゆうか、あの人は俺に、 いつか振り向いてくれるんだろうか? 腑に落ちない。 どうしてアイツなんだろうなぁ。  
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