第三章 [授業]

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井原先生の動きが止まった。 少し微笑んで、ピアノに向かう。 (っ!?) とても激しく鍵盤を叩く様な弾き方だ。 (これは…ショパン…なのか?) セイジはピアノから少し離れた場所から、鍵盤を見ていた。右手には教科書を持っている。 井原先生は一瞬、セイジをちらりと見た。演奏は流れる様な曲調に変わった。 セイジはピアノに近寄る。
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