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「次の演目は説明させて貰うよ…あははっ
次は新郎が花嫁のブルーガーターって奴を花嫁の足から脱がしてなげるから、
それを取った人が次の花婿に成れるって話だよ!
さぁ!
みんな頑張りな!!」
もお、風来坊の言葉使いが普段通りになってやがる…
最初は一応気を使ってたみたいだな。
…にしても次の花婿か!
頑張らなくちゃな!男には遣らねばならねぇ事があるんだぜ!!
真田は真っ赤になりながら、政宗の花嫁衣装の裾を捲り、政宗の脚に飾られてる蒼い紐見たいなのを脱がせた。
政宗が裾を戻すとやっと顔色が戻ったが…
「………一度でも政宗殿のおみ足に付けられた布を他の者に投げ渡す等!某には出来ませぬ!!」
蒼い紐を握り絞めてる…
気持ちは解るが、政宗うんぬんじゃなく、俺はその迷信が欲しいんだが…
「旦那ー!駄目でしょ!!ちゃんと式進めないと!!」
「佐助!だが!!」
「幸村!力一杯投げるのじゃ!!」
「お館様!!!」
「幸村…耳かせ………」
政宗は何かを真田に囁いた。
真田は真っ赤になったが、
それが最後の一押になったのか
「某達の幸せを分けてしんぜよう!
てぇーい!!」
真田は思い切りブン投げた。
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