遊月恋歌(小十佐)

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振り向いたら其処に居たのは愛しい人 断ち切らなきゃいけない想い人 「やっほー♪右目の旦那、久しぶり~」 2人の時は名前で呼びあってたけど 笑顔で明るく言ってやった。 もぉ、名前なんて呼べないよ 「その作り笑いを止めねえか!」 「アハー、無理☆」 「それから、2人の時は名前で呼べって言っただろ!」 「それも無理!もう敵同士なんだしさ」 「じゃあ、何で此処に来た?」 言い返す言葉が見付からない 取り敢えず、とびきりの笑顔で誤魔化そ… 「無理に笑わなくていい 今は俺しか見てねえんだからな」 小十郎サンに抱き締められる なんて愛しい… なんて悲しい… 旦那は忍びの俺様を人として扱って呉れるから 旦那に付いていくと決めたんだ 小十郎サンは忍びとか関係なく俺様を人として扱って呉れるから、愛したんだ… 今だけ 今だけ人として甘えていいよね? 「小十郎サン…」 .
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