遊月恋歌(小十佐)

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温かい腕の中… 幸せな感覚 早くこの想いを殺さないと。 粉々にさ、見るも無残に 何も感じなくていい様に。 「綺麗な思い出だけじゃなかったけどさ、 俺様は汚れ仕事専門だからね。 でも小十郎サンには綺麗な思い出位、あげたかったよ」 こんな我儘言うのは今だけだから、許してよ 俺様を何時もみたいに許してよ 「テメエは汚なくなんかねえ! テメエが汚いなら 俺だって同じ血で汚れてる」 やっぱり 許して呉れた。 嬉しいな… 俺様忍びとして失格だけど 小十郎サンを好きになって良かった .
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