Endress Love

―６―

Ｕside

そして1ヶ月経った今。
最近分かったことは、雄一が独り暮らしをやめて実家に戻っていたこと。

知らなかった。

俺に言ってくれなかったことがショック。

Ｎ「竜也、ごめんって」

なわけで、今ひたすら謝れてるんだ。

「じゃ、今日ご飯おごって」

Ｎ「まかせろ」

こうやって収まるから喧嘩はしたことないんだけど。

Ｋ「そういや、今日は何？」

Ａ「なんか発表があるとか」

Ｎ「そう。聞いて驚くな？」

Ｔ-「早く言ってくれよ」

Ｔ「マジで」

まぁ、今日は仕事無いんだけど、集められたんだよね、雄一に。

Ｎ「2ヶ月後に、4大ドームツアーが決まった!!」

全「…………」

え、今、何て言った？

「マジで……？」

Ｎ「マジで」

Ｋ「やった!!」

俺達の夢が叶った!!
明日からは忙しくなるよな。

Ｔ-「明日から忙しくなるね」

Ｔ「分担決めないとなぁ」

そうそう。
早くから準備しとかないと。

Ｎ「亀はプログラミング、仁は舞台のシチュエーション、田口は細かい構成。客席とかね。聖は俺とダンス構成とあれ。竜也は衣装」

「あまり変わってないけど、了解」