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Nside 「竜也、帰るぞー」 U「待って!!」 ちょっとした集まりが終わって、今から竜也とご飯。 マジで腹へった。 U「よし。行こ!!」 「はいはい」 こいつ…。 何分待たせんだよ。 ま、いっか。 「竜也どこ行きたい?」 U「パスタ食べたい」 「了解」 で、着いたのが行きつけのイタリアンカフェ。 U「あ、雄一」 「ん?」 U「明後日休みじゃん?空いてる?」 「ごめん。その日家の手伝いだ」 とっさに口から出てきた。 もちろん、嘘だ。 その日は本当は定期検診の日。 竜也にも、皆にもまだバレてないんだから、ちゃんとしとかないと。 U「そか…」 「ごめんな?また今度な」 今度なんてないのに。 俺はいつから嘘つきになったんだろう? なりたくてなったんじゃない。 この病気のせい。 でも、そんなこと言ったって変わらないし、今更全てを病気のせいにする気もない。 だから神様、1つだけ。 ただ1つだけで良いから、願いを聞いてください。 竜也だけには、病気のこと教えないでください。 俺が死ぬまで。
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