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Uside 「え…?」 T-「中丸だけ怒るのは、お門違いじゃねーの?」 今思えば、確かに皆中丸からダンス教えてもらってたんだっけ。 T「ちょっと休憩にしよ?な?」 A「賛成」 てなわけで休憩になった。 A「上田、お前中丸と別れてからおかしくねぇか?」 「何が?」 A「同じ仲間なのに、敵意剥き出してんじゃねぇよ」 「そんなこと…」 K「俺達からしたら、そう見えんだよ」 俺だって、頭では分かってる。 敵意を剥き出してるつもりも、実際ない。 あれからずっと、中丸のことを忘れるのに必死だった。 別れたんだから、馴れ馴れしくしちゃいけない。 目が合ったら、雄一って呼んでしまう。ぶつかったら、絶対腕を掴んだまま放さない。 だから…。 でも、そんなこと言えない。 「赤西達には分からないさ」 A「はぁ?」 「俺だって、中丸のことは信じてた。でも嘘をつかれたのに信じろってのがおかしいだろ!!」 中丸がトイレに行ってて良かった…。 こんな話、中丸の前では出来ないし。 K「中丸の話、聞いてやったのか?上田は」 「……!!」
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