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淳士Side
声の聞こえた場所に行くと女のガキが今にもバカデケェ犬に喰われそうになっていた。
『チッ、「不可侵領域」発動。』
俺は雌ガキの周りに「不可侵領域」を展開して、犬と雌ガキの間に割って入った。
『随分とデケェ犬だな。』
周りにいる犬は体長5㍍ってとこか。群れの後ろにいる一番デケェ犬は7㍍弱か。あいつがボスだな。
『おい、ガキ死にたくなきゃそこから出るなよ。』
「あ、は、はい。」
まずは目の前の犬からだな。
『んじゃ、死ねや。』
俺は腕に「不可侵領域」を纏わせながら、犬の顎にアッパーを撃ち込んだ。
グシャ
不気味な音を立てながら、俺の拳は犬の頭を貫通した。
『おら、次。』
シュン
今度は足に纏わせて近くにいた犬の頭を蹴った。「不可侵領域」に加速の特性をつけたから犬 どもには消えたように見えただろうな。
メキョ
犬は頭を陥没させながら吹っ飛んで木にぶつかった。ヘェ、丈夫だな。頭を吹き飛ばすつもりで蹴ったのに。
『あと十匹…』
「ギャン」そのままほかの犬を蹴り飛ばした。
『九…』
ドカン
蹴る
『八…』
グチャ
蹴る、蹴る、蹴る、蹴る
メキョ グシャ グチャ
『七…六…五…』
『次…』
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