りな12歳

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ご飯を食べないとお母さんはまた怒ったけど、もう知りません。 りなはこっそりおやつを食べて、夕食代わりにしました。 3日ほど経った後、りなの部屋のベッドの上に袋が置いてありました。 中には、りなが欲しがっていた服。 りなが雑誌で見てチェックしていたやつです。 切り抜いて、部屋の壁に貼ってあった、、、お母さんが買ってきてくれていたのでした。 実はその日まで、りなはお母さんとほとんど口を聞いていませんでした。 妹のまぁちゃんを通して会話していたので、とうとうお母さんが折れる形となってしまいました。 でも、ベッドのうえの袋を見たとたん、りなは『はっ』っと思いました。 私も悪かったのに、謝りもできないで、お母さんに悪い事しちゃったんだ。 りなは服を持っておかあさんの所に駆けて行きました。そして『ごめんね、お母さん!!』と言いました。 お母さんは、極上の笑顔でさっちゃんを迎えてくれました。 『やっとりいちゃんとお話できたわ。寂しかったよ、おかあさん』と言いました。 『私も寂しかったよ。ごめんね、お母さん』りなも言いました。
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