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りな15歳。
中学3年生です。
受験生になりました。
高校はどこに行くのか決めて、先生とお母さんとで話し合う3者面談が明日。
りなは、もうこの年で、進路ややりたい事を見つけるなんて、、早すぎる。と思っていました。
まだ、自分が将来なにをしたいのか、どうなるのかなんて、ぜんぜん想像できなかったのです。
『せいぜい、誰かのお嫁さんになる。なんてことくらいだしなぁ』
夕食後、明日のことで、お母さんが『りなはなにになりたいの?』って聞いてきました。
『わかんないよ。まだ、なにになりたいかなんて!』
つい声が大きくなります。
自分でも分からないのに、大人がせかしてくるから。
いらついているのは自分でも分かるけど、どうしようもありませんでした。
お母さんの、悲しそうな顔を見ると、りなはしまった、と思いました。
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