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首都クラナガン・魔法科学研究所
研究者
「くそっ早く逃げるんだ」
「みんな姿勢を低くして煙を吸わないように逃げて」
今この建物は炎に包まれていた
多くの研究者達がまだ避難できていない
研究者
「大丈夫、さっき管理局の特別救助隊に救助を要請した。じきに…いやもう来てくれたようだな」
轟音が響いて壁が破壊されそこから1人の少女が突入してきた
スバル
「時空管理局です。すぐにここから避難してください」
スバルは自分が突入時に使ったウイングロードを指差した
そして次々に脱出していく研究者達を見送り最後の1人に声をかけた
スバル
「あなた達で最後ですか?」
研究者
「いや、まだ奥に…危ない!」
突然スバル達の上の天井が崩れてきた
だがスバル達に瓦礫が当たる直前、赤い閃光が瓦礫を砕く
オリバー
「はいどーもー。管理局のなんでも屋、機動六課ウイング分隊っすー」
スバル
「オリバーさんナイスタイミング!」
砲撃用の2ndモードに変えたブリューナクを肩に担いだオリバーが廊下の奥からやってきた
オリバー
「よぉスバル!奥にいた研究者達はガルシアが外に連れ出したから大丈夫だぜ」
スバル
「じゃあ後は脱出するだけだね」
研究者を連れて建物を脱出するオリバーとスバル
迅速な対応で1人の死者も出すことはなかった
スバル
「それにしても久しぶりだね~。今日は2人だけ?」
オリバー
「あぁ、モニカは別の仕事でリディアは留守番だ」
現在機動六課は交代で来るバックヤードのスタッフを除くと4人だけで活動している
スバル
「ガルシア…さんも元気そうで良かったよ」
ガルシア
「あぁ。だがスバル、そのさん付けはいいかげんやめないか?俺はお前と同い年だぞ」
スバル
「うん…その…努力します」
オリバー
「どう見ても同い年には見えねーよなぁ」
天真爛漫で笑顔の似合うスバルと見た目からして歴戦の騎士であるガルシア
この2人が同い年だとわかる人が果たしてどれだけいるだろうか
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