『納得屋』

・依頼者のメールの真相

その間、何もすることのない太一はゲームをしながら３人の話が終わるのを待っていた。
説明が終わった後あ４人で学校や授業の事についての話で盛り上がっていた。
が、識だけは話をしながらまわりをキョロキョロとして何かを探していた。

槙「さっきから何キョロキョロしてるんだ識？」
識「あ！ねぇ、太一くんか千奈さんの携帯鳴ってない？さっきからウーッ、ウーッって音が聞こえるんだけど。」

識は槙の問いには答えず、話している途中から聞こえていたのが何の音がわかり２人にそう聞いた。

千・太「えっ？！……あ～～～～～～！！」

２人は何かを思い出したようにそう叫ぶとすぐに鞄の中の携帯を取り出した。
そして携帯を見た２人は、

千・太「…やばいよ…今日は匡兄が迎えに来てくれるんだった。」

と青ざめた顔でつぶやいた。