『納得屋』

・依頼者のメールの真相

悠「乗り気じゃなかったとは？」
色「そのままの意味です。この資料に書かれている情報を得るために、大金が必要になってしまったので。それを稼ぐために受けた依頼だったんですけど、あまり相手に良い印象をもてなかったですし、やっぱり断ろうかなと考えていたところだったんです。」

色葉は苦笑を浮かべてそう言った。

悠「そうだったんですか。では、タイミングが良かったみたいですね。」
色「そうですね。」

色葉は手に持っていた資料を悠に渡しながら頷いた。

悠「では、取引成立ということで、早速ですが教えていただけますか？あなた達に依頼をした人物と、依頼の詳しい内容についてを。」
色「その前に、資料をすべて見せていただけますか？一応の確認として。元、お茶を。」
元「わかりました。」

色葉に言われたようにお茶の準備をするため席を立った元気。