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それから数分後。
元「あそこが岡村さんの家です。」
元気は車を止めて、一軒の家を指さした。
すると、
コンコンッ!
運転席の窓をたたく音が聞こえた。
元「あっ!」
窓の方を向いた元気はそう言った後、窓を開けた。
男「何してるんだ元気?…色葉さんまで。…って誰だお前たちは?」
窓を開けると同時に車内を見た男は不思議そうに元気と色葉を見た後、後部座席に座っている悠と鈴の存在に気が付いた。
色「詳しいことは後で話します。それよりも、今岡村莉子さんは家にいますか?」
男「はい、いますよ。というか、依頼人がこの家に来た後から家を出てないですね。」
色「そうですか。元、あなたは車中でどこかに待機しておいて下さい。ここにずっと車を止めていたら不自然ですから。」
色葉はそう言って車を降りた。
そして、それに続くように悠と鈴も車を降りた。
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