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そんな莉子の背中をさすりながら鈴は、
鈴「安心してください。莉子さんが納得できるようになるまで私達は莉子さんからの依頼を取り消すつもりはありませんから。」
安心させるようにニコリと笑ってそう言った。
そして、泣いている莉子を支えながら悠と鈴は家の中に入った。
鈴が莉子を落ち着かせている間、
色「これ返しておきますね。」
悠「ありがとうございます。…何も反応ありませんでしたか?」
色「はい。持って歩いていても何も反応しませんでしたし、怪しい所にも近づけてみましたけど反応しませんでしたよ。」
悠「そうですか…わかりました。」
悠は色葉から発見器を受け取り、念のためにもう1度確認した。
そして莉子が落ち着いたところで話を始めた。
悠「詳しいことはこちらの方に聞きました。」
莉「そうですか。さっきは取り乱してしまってすいません。お恥ずかしい限りです。」
莉子は先ほどの事を思い出し、恥ずかしそうにそう言った。
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