・依頼者のメールの真相

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悠「はい。この後予定があるのに長々と付き合ってもらってしまってすみませんでした。」 色「大丈夫ですよ。こちらも良い取引をさせていただきました。そちらの条件通り監視は続けます。その必要がなくなり次第連絡を下さい。あと、他に頼みたいことがあった場合も連絡を下さい。できるかぎりで協力しますから。」 悠「わかりました。その時はよろしくお願いします。連絡先はさっき教えていただいた番号で大丈夫ですか?」 色「はい、大丈夫です。得屋さんの連絡先はさっきの番号で良いんですよね?」 悠「はい。…あのさっそく申し訳ないのですが…。」 色「わかってますよ。監視を続けて、岡村さんに何かあった場合はすぐに得屋さんに連絡を入れます。それと、ボディーガードも引き受けますよ。」 言いにくそうに何か言おうとした悠の言葉を遮って、色葉がにっこり笑いながらそう言った。 悠「ありがとうございます。」 悠(あぁ…どうして私はいつもつめが甘いんでしょう。はぁ…まだまだ勉強不足ですね。) 悠は言いたかった事をすべて言ってくれた色葉に感謝しつつ、自分の詰めの甘さに情けなくなった。 そんな悠を見て、 色「では、私はそろそろ失礼しますね。」 そう言って立ち上がった後、悠の耳元で何か呟いた。 悠「!!」 それに驚いた悠を見てクスリと笑った色葉。 色「帰りの事は健に頼んでおきますから。」 最後にそう言って色葉は帰って行った。
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