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莉「偽りということがあるんですか?」
悠「あります。もしこの写真を撮った状況がそうしなければいけない状況だったり、実は偶然再会した同級生と話をしていただけだったりすることがあるかもしれません。だからこそ、自分の目で真実を見る必要があるんです。このことが真実でも偽りでも必ず5日後に会うときには全てがわかり、莉子さんの望む結果が得られるようにしようと思っています。」
莉「……わかりました。よろしくおねがいします。」
悠の言葉を聞いてどこか安堵したような表情で莉子はそう言って頭を下げた。
悠「それとさっき来ていた事務所の方に莉子さんの監視とボディーガードをお願いしています。監視と言っても何か莉子さんの身に起きないか見ていてもらうだけのものなので安心して下さい。」
莉「はい。…あの監視とボディーガードって違うんですか?」
悠「そうですね。ほとんど一緒だと思うんですけど。次莉子さんに会うまでの5日間の間に莉子さんに何か起きた場合近くにいない私達にはどうしようもないので。いざというときに莉子さんを助けてもらうことになっています。それだと、監視だけじゃなくてボディーガードもかねてということになるからそんな言い方をしたんです。すいませんややこしい説明の仕方をしてしまって。」
悠は申し訳なさそうにそう言った。
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