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莉「いえ、わかりました。そこまで考えていただいて本当にありがとうございます。」
今までの話をやっと理解することができた莉子。
悠「これで話は終わりです。莉子さんは何も気にかけず普段通りの生活を送って下さい。もしかしたら私の方から連絡をさせていただくことがあるかもしれないですけど。私の番号はわかりますか?」
莉「はい。もらった名刺があるので大丈夫です。あとで登録しておきます。」
悠「そうしておいてください。その番号以外でしらない番号からかかってきても出ないで下さいね。」
莉「わかりました。」
莉子はそう言って笑顔で返事をした。
鈴「莉子さん必ずあなたの納得することができる結末にしてみせます。だからそんな不安そうな何かを耐えているような笑顔で笑うのはやめてください。泣きたいときには泣いてください。私たちの前で泣くのが嫌なら、1人の時に泣いてください。耐えているばかりだと結末を迎える前に莉子さんが倒れてしまいます。泣くことは悪い事じゃないんです。泣いてすっきりしたらちゃんとした笑顔を浮かべることができます。そうすれば、絶対に良い結果につながります。」
話が終わったと同時に今まで黙って話を聞いていた鈴が座っている莉子の前に膝をついて座り、笑顔でそう言った。
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