・作戦会議

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車内。 槙「はぁ…疲れたぁ。帰り運転よろしく識。」 識「うん。…それにしてもあの健雄って人洋次にテンションがそっくりだったね。」 識は車のエンジンをかけながらそう言った。 槙「あぁ~、確かに似てるな。というかあの人たちかなり頼りになりそうだな。」 識「うん、俺もそう思う。」 槙「そういえば、今度先生に会った時に聞いてみないといけないな。」 識「何を?というか何で先生?」 いきなり出てきた『先生』という言葉にはてなを浮かべる識。 槙「あっ、そっか。識には聞こえなかったんだな。あのな、色葉さんが帰るときに『冬慈さんによろしく言っておいてください』って言われたんだよ。」 識「へぇ~、先生と知り合いなのかな?」 槙「わからない。だから今度先生に会ったときに聞いてみないとなって言ったんだ。」 識「なるほどね。それにしても気になるね。昔、先生に依頼したとかかな?」 槙「そうかもな。…とりあえず、この話はここでいったん終わり。明日からの事について今から話し合うぞ。」 槙は笑っていた顔を真剣な顔に変えていった。
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