・元情報屋

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清「ありがとう。槙ちゃんの作るプリンとってもおいしいのよね。どこのお店のプリンだってこのプリンには勝てないわ。」 清美はコーヒーを槙の前に置いて、プリンの入った袋を受け取りながら言った。 プリンを冷蔵庫にしまって戻ってきた清美の前に槙は莉子にもらった2枚の写真を置いた。 槙「この写真の店ってどこかわかりませんか?多分、キャバクラのようなところだと思うんですけど。」 清「このお店の住所とかって……あら、この店あたし知ってるわね。」 2枚の写真を順番にみていた清美は、2枚目の写真を見てそう言った。 槙「知ってるんですか?!」 店の場所ぐらいわかるかもしれないという思いで聞きに来ていた槙はあっさりとわかり、知り合いの店だと言った清美に驚きの声を上げた。 清「ふふ…。ここあたしの行きつけのお店なのよ。お店の名前はね…『レインボー・カマオン』って言うの。」 槙「ぶふっ!?おかしすぎでしょ名前!『レインボー・カマオン』って!」 槙は店の名前を聞いて飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。
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