・尾行調査 ~識Side~

4/28
前へ
/557ページ
次へ
槙『そっか。まぁ、いなかったらすぐに頭切り替えて次の行動に移れよ。』 識「うん。じゃあ、俺明日早いからもう寝るね。おやすみ。」 これ以上話すと槙が小言を言い出すと思った識はそう言って槙の返事を待たずに電話を切った。 識「はぁ…槙ってどうしてあんなに口うるさいんだろ。…まぁいいや、もう寝ようっと。」 識はそう言って取り出した服をハンガーにかけ、クローゼットの中に収めてベッドへもぐりこむとすぐに眠りの世界へと旅立った。 翌日の午前2時50分。 ♪♪~♪~ 大音量で識の携帯とセットしてた備え付けのアラームも同時に鳴り始めた。 識「う~ん…ムニャ…ZZZ。」 識はアラームをとめると、寝ながら携帯に手を伸ばして通話ボタンを押した。 槙『識起きろ!もう3時になるぞ!』 識「…スゥー…。」 槙の言葉に返事の代わりに返ってきたのは寝息だった。
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5772人が本棚に入れています
本棚に追加