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昼の1時過ぎ。
鈴(また失敗ですかね。仕方ありません1度車に戻って考え直しましょう。そろそろあそこに車を停めておくのも限界ですし。車に乗ってここらへん周辺をうろうろしましょうかね。)
昼休みに食べに出る人たちの中に井坂の姿はなかった。
そのため鈴はいったん車へ戻ろうと店を出て駐車場へ向かおうとした。
が、そのとき会社の正面玄関から男性3人が出てきた。
鈴(!!)
鈴はその3人の中に井坂がいることに気づきすぐに物陰に隠れた。
そしてどこかへ向かう3人の後ろを見つからないように尾行した。
3人が向かったのは会社の近くの定食屋だった。
鈴(今からお昼ですか。昼のピークも過ぎてこれはやっとチャンスが来たって感じですね。話が聞こえるくらい近い席に座りましょう。)
そう思いながら鈴は店内へと入った。
井坂を含む3人は1番奥のテーブル席に座っていた。
鈴はその席の2つ手前のテーブル席に3人に背を向けて座った。
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